機構製品を幅広い視野でとらえるメカ設計者を育成する。
機構製品は昨今、メカ・エレキ・ソフトのすべての技術が搭載され、より複雑化している傾向にあります。テクノプロ・デザイン社が提供する「協調制御研修」は、メカ設計者向けに回路系・コントロールソフトウェア系技術の基本事項を理解し、回路系、制御ソフト系技術者とのより良い連携のもとに開発業務を効率的に進める力を養うことを目指します。
開発/設計業務を進める際の「メカエレ協調」ができるエンジニアを育成。
メカ設計者が電気/電子設計と制御ソフトウェアの基礎を学習し、開発/設計業務を進める際の「メカエレ協調」の考えかたを学んでいきます。この研修によって連携業務を進める素養が身につき、QCDを意識した設計ができるようになります。
研修内容はニーズ合わせてカスタマイズが可能です。
-
[ メカ/エレキ協調制御研修の流れ ]
研修内容一例/
【1日目】
・システムを構成するメカ・回路・制御ソフト部の機能分担を考える
・すべてに入力段と演算/処理部分と出力段が存在する事を知る
・必要な信号形式に変換する(デジタル/アナログ信号への基本処理を知る)
・アナログ回路の基礎
・個別演習(随所)
【2日目】
・デジタル回路の基礎
・コントロールメカニズムを考える
・ブロック図を使う
・個別演習(随所)
・グループ演習(30~40分程度)
・まとめ
・(参考)実業務での考え方
※メカエレ協調とは?
多様化する機構製品の設計・開発にあたり、機械設計と電気電子・制御設計など、お互いに異なる技術領域を持つエンジニアが連携・協力し合いながら進めていくことを指します。これには自分の技術のみの知識だけではなく、お互いの役割や機能を考えながら連携を進めていく必要があります。
異なる技術領域で協調作業ができるエンジニアを育成します。
課題毎の解決策
● Case1/住宅設備機器メーカーにおいて、機構システムの開発・設計業務を指揮できる人材を育成。
<Before>想定課題 | <After>課題解決 | |
---|---|---|
各技術領域の考え方の相違が問題となり手戻りが発生した。 |
|
問題意識を持ち、課題を俯瞰できる視点が身に付いた。 |
回路系、制御ソフト系を搭載する機構システムの開発・設計業務を指揮できるメカ系エンジニアが育っていないため、異なる技術領域で考え方の相違が生じ、手戻りも発生。スムーズな開発を実現できるようなエンジニアを育成したい。 |
前提条件下で最良の機能分担を図った機械システム全体の設計方法・知識教育を学び、メカ系・回路系・ソフト系、各チーム連携がとれるようになった。 |