TechnoPro MEMBER

電気設計エンジニア(共同研究)
T.K.

舞台は、東京大学との共同研究プロジェクト。
社会価値の高い仕事で、自分の力を試す日々。

現場にこだわり、
成長するために転職を決意

私のキャリアの出発点は、関西の業界シェアNo1調剤機器メーカーでした。大学病院や県立病院に納品される全自動の注射薬払出機や調剤薬局チェーンなど納品される分包機等様々な機種の開発に携わってきました。10年ほど勤め、キャリアアップも実現。ただ、役職が上がるほど開発の実務から離れてしまい、プロジェクトの進捗管理やスタッフ管理がメイン業務に……。そして次第に、「このままステップアップしても、技術面で足りない存在になってしまう」という不安を感じるようになったのです。

もっと現場で手を動かしたい、エンジニアとして経験と知見を深めたい――。そうした想いが、テクノプロ・デザイン社に転職するきっかけになりました。当社に興味を持ったポイントは、医療業界のプロジェクトはもちろん、多種多彩な仕事に携わるチャンスがあること。初心に戻り、知らない世界にチャレンジしたいと考えていた私にはピッタリの環境だと感じました。
それに、教育面や資格取得報奨金などの待遇も整っていて、スキルアップのしがいがあると思えました。それも入社を決めるポイントになりましたね。

障がいに悩む子どもたちのための、
「産学連携プロジェクト」

2018年に入社し、まずは自動搬送ロボット用の自動充電ユニットを新規開発するプロジェクトを経験。そして現在は、前職の医療分野での経験も買われ、東京大学の淺間一教授が率いる淺間研究室と産学連携で取り組む共同研究プロジェクトに参画しています。ここでは、脳性麻痺や先天性異常などによって歩行障がいを持つお子さんのために、神経的な発育や発達をサポートするリハビリ用装具の研究・開発が進められています。

研究室の皆さんはもちろん、東大出身の医師や脳性麻痺の専門家、理学療法士の方など、様々な分野のエキスパートが参加するプロジェクトで、私たちテクノプロ・デザイン社の研究員3名はメカ・ソフト・ハードの設計開発を担当。私は制御基板やモータ、ハード設計に用いる部品の選定や設計図面の作成、評価・検証や組込用ソフトウェア開発のサポートなど、チームメンバーと協力しながら幅広い業務担当しています。

この装具が完成すれば、多くの子どもたちの回復向上が見込めますし、リハビリのあり方を大きく変える可能性も秘めていますから、一つひとつの仕事に対しても自然と熱が入りますね。

得難い経験のチャンスが、
誰にでもある会社

今だから言えますが、入社前は、当社が産学連携のプロジェクトに携わっていることは全く知らなかったんです。エンジニア派遣、プロジェクトの請負、教育、コンサルティングなど多角的な事業展開はある程度認識していましたが、正直に言って、大学との共同研究に参画するチャンスまであるとは想像もしませんでしたね。

実際、会社から全社員宛に「東京大学との産学連携プロジェクトがスタート」「参画希望者募集」というメールが来た時には単純に驚きましたし、「自分にはきっと無理だろうな」というのが第一印象でした。しかし、それからしばらくして新規事業部の営業担当から電話が入り、「一緒にやってみませんか?」と誘ってもらったんです。そこで詳しいプロジェクト内容を聞き、せっかくならチャレンジしようと決意したのです。

現在、共同研究員は十数名いますが、私のように推薦を受けたものもいれば、自ら応募してトライしている者もいます。それに東北・首都圏・東海・関西とあちこちから結集していて、私も以前は大阪支社の所属。他では得難いような経験と成長のチャンスが、社歴や所属に関係なく誰にも平等にあるというのは、当社ならではの魅力だと思いますね。

入社2年目。
ゼロからのモノづくりで得たもの

現在は仲間と力を合わせて、試作機の開発に注力している真っ最中です。まずはこれを完成させ、その先で被験者を募り、実証実験や効果検証に取り組んでいくことが、この先の目標ですね。

今回、共同研究に参加して感じたのは、「ゼロからモノを作り出すために、どれだけ自発的にアクションを起こせるかが重要になる」ということ。ベースとなる既存製品はありませんから、文字通りゼロから製品開発をしていく必要がありますし、一般のメーカーと違い、部材の調達先も自分たちで開拓しなければいけません。

そうした苦労の一方で、人体の運動制御メカニズムに関する知見など、ここでしか得られない専門知識も豊富ですし、病院の先生方と密にコミュニケーションを重ね、彼らの視点、発想を学べることも大きい。社会的価値の高いプロジェクトに携わり、自分の力と可能性を試す経験は、今後ほかのプロジェクトに参画するときにも必ず活きるはずですから、これからもがむしゃらに頑張っていこうと思います。

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