機械設計エンジニア
H.M.
私は新卒で入社しました。学生時代は工学部でハード設計についても基礎的なことは学びましたが、いざ就職活動を始める際に「このメーカーに行きたい」「この技術を深めたい」という考えが思い浮かばなかったんです。
まだまだ経験不足であることや、モノづくりの現場も見たことがない中では自分に何ができるのかがわからず、むしろ豊富なプロジェクトがあり、入社後にいろいろな技術領域でモノづくりにチャレンジできる会社を探しました。
そこで見つけたのがテクノプロ・デザイン社だったのです。
約800社の取引先、1000件ものプロジェクトが常時稼働していると知って「ここなら、自分がモノづくりの醍醐味を味わえる経験ができるのではないか」と思ったのです。
入社後は大手車載機器メーカーにて、エンジンコントロールユニット(ECU)やデジタコ、筐体の設計を担っています。
実は配属当初、職場の雰囲気になかなか馴染めず、自分の意見も言えない状況が続き、悩んでいました。というのもチーム全体のレベルが非常に高く、先輩エンジニア一人ひとりの知識・経験も私とは比較になりません。そのプロフェッショナルチームの中で、まだなにもできていない私は「蚊帳の外」に置かれているような気持ちになっていました。
そんなある日、上司から金型移管の業務を任されました。
それまでは外部の協力会社が委託業務を担当していたのですが、様々な事情により全ての工程を私一人で担当することになったのです。
初めて単独で任された業務。
本来ならここでミスなく遂行すべきところでしたが、設計部分での不具合を起こしてしまいました。それまで意見交換や質問なども少し遠慮していた私でしたが、今回ばかりはそうも言っていられません。自分からどんどん先輩エンジニアにぶつかっていき、積極的にアドバイスを求めながら、なんとか自分の力でそれを修正し、無事に移管業務を完遂できました。
これは私にとって大きなターニングポイントとなりました。
それまでもやっとしていた仕事に対する意識が一変し、「一人前のエンジニアである」という自信に切り替わったのです。
後日談になりますが、実はこの業務、悩んでいる私の気持ちを察した上司が「今持っている100%の力より少し上、110%ほど引き出せるように」と計らってくれたようです。
以来、チームにも溶け込み意見も活発に交わすようになりました。これが自分自身のスキルアップにも直結していると実感しています。
テクノプロ・デザイン社では、エンジニア単独ではなくチームでプロジェクトに配属されるため、同じ会社の先輩も多く、安心して相談や質問がしやすい環境がつくられています。
一人の成長を見守っている人が必ずいる。テクノプロ・デザイン社はそんな会社だと思います。
スキルアップ面でいえば、研修制度が充実しているので本当に助かっています。
例えば、鈑金技術の知識が業務で必要となり、実際に鈑金を加工する現場で研修を受ける機会がありました。普段見ている製品でもどのような順序で組み立てられているか、モノづくりの流れを把握することはなかなかできません。金属製品や樹脂製品では、机上で設計できても実現が難しい形状もあります。
その場合、現場での加工の流れを知っていれば、無理のない設計を進めることができますよね。
生産現場でモノができていくシーンをどこまで具体的にイメージできるかが機械設計エンジニアには必要であることを、この研修を通して感じました。
今後は、車載機器以外の製品、例えば家電やモバイル端末などほかの分野の機械設計も担ってみたいですね。
一つの製品分野ではなく、幅広い業界・分野の製品にも希望を出すことができるのでキャリアパスも幅広く描いてみたいと思っています。
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