テクノプロ・エンジニアリング社では、「顧客要求を満たす成果物・サービスを提供する」ことを品質方針と定め、その実現に向けて「プロセスの標準化」「社員のスキル向上」「QDCSバランスの確保」という3つの取り組みを中心とする「品質ガイドライン」に基づいた事業運営を行っています。

プロセスの標準化

お客様に要望をお伺いする案件ヒアリングの段階から提案・見積の提出、受注に至るまでの一連プロセスにおいて、成果物とサービスの品質を高めるために必要な考え方や手順を標準化し、すべてのメンバーが順守することで安定的に高い品質を保つ仕組みを整えています。

各ステップでは標準化されたドキュメントを使用してお客様からの要望を適切に共有し、円滑に提案・見積の提出ができる体制を整えています。

案件ヒアリング~受注まで

Step 1: 案件ヒアリング

顧客要求・QCDなどの案件情報を正確にヒアリングし、お客様との間に認識の齟齬がないか確認を行う。
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Step 2: 提案・見積作成

顧客要求・QCDSのバランス・リスクを考え、提案書・見積書・プロジェクト計画を作成する。
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Step 3: 要員アサイン

顧客要求に対して適切な管理者・技術者をアサインし、体制を構築する。
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Step 4: 社内レビュー

案件について必要な資料の記載漏れがなく、適切なプロセスで実施されているか内部レビューを行う。
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Step 5: プロジェクト計画顧客合意

受注~納品、運用・保守まで

Phase 1: 計画

プロジェクト計画書に基づいてプロジェクト実行計画書を作成し、プロジェクトメンバーで認識を共有する。
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Phase 2: 設計

品質チェックリスト・品質指標に基づいて設計のチェックを実施する。※プロジェクト計画書に記載されている成果物が作成されていることをチェックする。
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Phase 3: 開発・構築

品質チェックリスト・品質指標に基づいて開発・構築エビデンスのチェックを実施する。
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Phase 4: テスト

品質チェックリスト・品質指標に基づいてテスト項目/手順のチェックを実施する。テストエビデンスによるテスト結果のチェックを実施する。
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 【納 品】
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Phase 5: 運用・保守

運用保守評価指標に基づいて運用・保守作業のチェックを実施する。チェックに基づき手順書化・自動化を実施する。

社員のスキル向上

お客様への成果物・サービス提供能力を向上させるためには、従業員のスキルを高める必要があります。テクノプロ・エンジニアリング社では、定期的に各メンバーのスキルをチェックして「スキルマップ」を作成し、研修や実務を通じて知識と経験を得る機会を提供しています。

人材育成のノウハウを蓄積することで研修の効率化、担当業務の適正化を図り、社内全体のサービス水準を向上させています。

Step 1: スキル測定

定期的(年1回)にスキルを測定する。
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Step 2: スキル分析・計画

スキル測定値から得た現状認識に基づいて習得すべき知識を確認し、必要な研修・資格を設定する。
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Step 3: スキル向上実行

スキル向上のための計画を立案し、学習および実務を通じた経験獲得を実施する。

QDCSバランスの確保

「Q:品質」「D:期間」「C:費用」「S:範囲」は各々が影響し合うため、品質を高めるためには各々の要素が相互に与える影響を十分に考慮し、各要素間で適切なバランスが確保されるようにする必要があります。

テクノプロ・エンジニアリング社では、QDCSバランスについての基本的な考え方を示し、それをすべてのメンバーが遵守することでお客様の要望に高い品質で応えます。

QDCSバランスに関する基本的な考え方

基本的なQDCSの優先順位

Q(Quality:品質)> D(Delivery:期間)> C(Cost:費用)> S(Scope:範囲)

テクノプロ・エンジニアリング社では、お客様からの信用に直結するQ(品質)とD(期間)を優先項目としつつ、期間、費用、範囲のバランスを勘案して品質を確保しています。