スペシャリスト技術社員として、
常に意識していること。

専攻分野:物理化学、触媒化学
入社9年目

現在の研究内容当社の良い点・強みこれからのキャリアと挑戦メッセージ

Q. 現在の研究内容を教えて下さい。

豊富な経験を活かし、
スペシャリスト技術社員として
研究者達の相談役に。

私の専門領域は物理化学の中の触媒化学、さらに細かく言うと固体触媒になります。ポスドクとして2つのテーマを経て、前職は民間企業でポリグリセリンの研究開発などを行っており、テクノプロ・R&D社には中途入社しました。
入社後、3つの外勤を経験しています。最初の公的研究機関では、セルロース系バイオマス変換用触媒開発に関する研究に従事、次の民間企業(エネルギー業界)では、リチウムイオン電池関連の開発を経て、現在は公的研究機関で有機ケイ素化合物の製造プロセス開発に従事しており、これまでに経験した研究は多岐にわたります。
その経験からか、社内の「スペシャリスト技術社員」として選抜され、研究者達の直面する技術的な課題について質問や相談を受けたり、社内向けに技術記事を執筆したりもしています。

Q. テクノプロ・R&D社の良い点・強みは?

研究を続けられる場を求めて、
テクノプロ・R&D社へ
転職しました。

前職でも数年間にわたって研究職に従事していたのですが、デスクワークのみの部署に異動となり、転職を決意しました。
そういった経緯もあってテクノプロ・R&D社ではずっと研究を続けられるのだろうかと、正直不安もありました。ですが入社8年以上経っても研究を続けることができており、外勤先では提案したアイデアを試させていただくこともあります。研究者にとって絶好の環境だと感じています。

Q. 目指すキャリア、これから挑戦したいことは?

名実ともに、スペシャリストに
ふさわしい研究者となるために。

スペシャリスト技術社員に選ばれる以前から、私は常に、その時々の課題に対して可能な限り真摯に向き合ってきました。時には、付け焼刃的な習得の場面もありましたが、それら点と点だった経験が、研究を重ねていくごとに1本の線で繋がっていくものなのかもしれません。今思えば、もっと計画的に色々学んでおけばよかったと思うこともあったりはします。
ただ、自分自身の研究だけでなく、自分の周囲の実験にもできる限りの興味を向け、貪欲に吸収することを意識してきたことは、スペシャリスト技術社員として皆さんへの相談やアドバイスを行う上で大きな財産になっていると感じます。
とはいえ、自分の専門である触媒の領域に限ってもまだまだ知らないことが多いため、あまり実感がありません。名実ともにスペシャリスト技術社員と呼ばれるにふさわしい研究者となれるよう日々研鑽し、触媒の領域を学んでいきたい。ゆくゆくは、人類の宇宙進出に際して必要となる反応のための触媒の開発や、これまでに無い新しい固体触媒の開発など、未来の社会に資する研究にも携わってみたいと思っています。

最後に入社を検討している方へメッセージを

研究の未来を熱く語れる
仲間を待っています。

私達テクノプロ・R&D社の研究者にとって、外勤先は確かに社外ではありますが、外勤先の仕事は自社の仕事、そして自分自身の仕事です。その責任をしっかりと引き受け、求められていることに応えるべく研究に励んでください。
そして、自分の専門だけにこだわりすぎず、新たに自分の専門を増やしていける方は、より活躍の場が広がると思います。そして、自分の専門に近くとも、ある程度異なった仕事を担う場合、あなたの専門領域において一番の知見を持っているのは、間違いなくあなたです。あなた自身の立場から見た意見を持ち、外勤先の上長とはまた異なった角度で物事を考えることによって研究の厚みが増し、効率化やリスクヘッジにも繋がる。毎日の研究の中で、そういった視点を養う意識が大切です。
最近は若手研究者と話をしていると、相手のプレッシャーにならないようにと意識はしているものの、つい熱くなってしまいます。研究者の未来、化学やバイオの未来について熱く語れる仲間が増えるのを、楽しみにしています。

INTERVIEW