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Salesforce活用支援の事例

株式会社アルテニカ 様

はじめに

株式会社アルテニカ様でのSalesforce活用支援について、詳しい活用支援の流れとその効果についてお伺いしました。

プロジェクト概要

1か月かかっていた原価計算が3営業日で実現、経営判断にひと役買う

「とりまく環境が激しく変化する今、経営判断には迅速で的確な情報が欠かせない。」 株式会社アルテニカの大川副社長は話します。
2013年創業の株式会社アルテニカは、400人を超えるエンジニアを擁し、技術者派遣や受託開発の形態で大手企業を中心にネットワークインテグレーションやサーバーインテグレーションを提供しています。社名の「アルテニカ」は、スペイン語の『職人“Artesano”』と『技術“Tecnica”』の2つの言葉を掛け合わせた造語で、高いインフラ技術を持った職人集団でありたいという願いが込められているそうです。その願いは、エンジニアはインターン期間中に全員がCisco社のCCNAを取得するという同社の制度にも見ることができます。

今回、JR山手線五反田駅前に本社を構える株式会社アルテニカ様を訪ね、Salesforce導入の背景や導入後の変化などについてお話を伺いました。

Salesforce活用支援_事例01

経営判断に必要な情報がほぼリアルタイムで見える化

アルテニカ様では、同社の急速な技術社員の増加と事業規模の拡大に伴って、お客様からのオーダーと技術者とのマッチング、配属状況や研修履歴などの管理、売上計算、原価計算、そして、近年注力している受託開発案件のプロジェクト管理など、これら多くの重要なテーマを見える化することが喫緊の課題となっていました。
そこで、まずはこれまでExcelで管理されていたオーダーと技術者とのマッチング、そして配属状況管理の見える化に着手。同時に、リクルーティング情報と営業情報も追加して、まずは、最もフロントの部分をSalesforceで一元的に管理することで、見える化を実現しました。

同社では、フロント部分の見える化に続き、売上計算と原価計算の機能を構築しましたが、その背景について経理部の旭氏からお話をいただきました。
「当社では、これまで月次の売上高は8~9営業日に確定し、原価については社外の社労士に計算をお願いしている関係で、翌月末に確定するという状況でしたので、大川の言う経営判断のための“迅速で的確な情報”には程遠い状態でした。暫定数字でも良いので、月が締まったらすぐに売上や原価の情報を入手するというのは、経営陣からの強い要望になっていたんです。」
このような経営陣の要望は、テクノプロ・デザイン社のSalesforce活用支援により売上については第2営業日に、暫定原価については第3営業日に見える化が実現されました。

「このように、経営判断に必要な情報が順次見える化してきたわけですが、もちろん、システム導入にあたり、さまざまな提案を受けて比較検討しました。結果、Salesforceの機能の多さと拡張性、そして、何と言っても“一元化”が実現できるというところに魅力を感じて、費用面では決して安かったわけではありませんが(笑)導入を決めました。」と、大川氏。

Salesforce活用支援_事例02

“人の力”があって、初めてシステムが有効に機能

「実は、Salesforceを導入して、思わぬ副次的効果も出てるんですよ。」と大川氏が話してくれました。
「原価速報を出すようになってから、従業員もWeb打刻の大切さを認識してくれるようになりまして、オペレーション自体が適正化されたと実感しています。本来意図していなかったことですが、従業員が毎日勤怠を入力することで、法令遵守や従業員の健康管理にも大きく役立っていると考えています。
これまでは、お客様先に常駐している当社の派遣社員は、お客様からの承認を得るための勤怠は毎日入力していましたが、当社の給与や派遣料の計算のための勤怠入力は、月末にまとめて入力していたのが実態です。今回の機能構築に伴って、毎日の勤怠入力を推し進めたことで、リアルタイムで従業員の勤務状況を把握することができ、結果、過重労働の撲滅や健康管理にもひと役買ってくれていて、人事部としても喜んでいます。」

アルテニカ様へのSalesforceコンサルティングを担当したテクノプロ・デザイン社プロジェクトリーダーは、同社でスムーズに導入が進んだ要因について“人の力”をあげています。
「一連のSalesforce導入による環境整備によってデータを見える化すること自体は技術的にはそれほど難しいことではないと思います。ところが見える化すべき情報の元データは人のところで発生しますので、いかに迅速にかつ漏れなく集めることが出来るかがシステム導入の成否を分けると言っても良いと考えています。アルテニカ様は、システム導入に対する強い意志と、導入したシステムの活用に対する適切なルール作り、そして従業員への浸透面では、他社に類を見ないほど素晴らしかったと思います。お話によると、現場から反対の意見も聞かれなかったと言います。」
「結局はどんなに素晴らしいシステムでも“人の力”の重要性は変わらないことを改めて教えていただき、大切な教訓となりました。」

最後に、テクノプロ・デザイン社についての感想をお聞きしました

相談に対するポジティブな対応に安心感を感じて

大川氏「テクノプロ・デザイン社担当者の方が当社の事業であるSESについての知識を持たれていたことは大きかったと思います。また、同時にSalesforceの機能についての知識が豊富だったこともすごく良かったと感じています。システムは万能ではないと思いますので、要件定義の段階で、実現できること、実現には少し工夫が必要なことなどを上手く切り分けてくれて、初期段階でシステム開発の方向性が明確になったことは安心感に繋がったと思います。何と言っても、私たちの要望に対して、まずはポジティブに考えてくれる姿勢は安心感が持てました。正に、相談のし甲斐があるという感じです。おかげで、概ね希望する機能は実装できたと思います。」

Salesforce活用支援_事例03
左からアルテニカ様プロジェクトメンバーの田中氏、旭氏

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