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2018.09.06(更新日2020.04.01)

ラズパイで子どもたちを笑顔にしてみた ~ラズベリーパイ研究会(最終回)~

#ラズベリーパイ #テクノプロ部活

テクノプロの「ラズベリーパイ研究会」の 幼稚園へゲームの出し物を出す取り組みもついに最終回!
ラズパイを使ってここまで子どもたちを笑顔にできた!

これまで、3回にわたりお伝えしてまいりましたテクノプロ・デザイン社ラズベリーパイ研究会の『幼稚園のお祭りに向けて』が2018年8月25日(土)にいよいよ本番を迎えました。
「ラズベリーパイ研究会」はラズパイの機能とその用途を研究テーマとして発足したグループ認定クラブ・サークルです。今回の企画は、サークル活動を進める中で京都支店の明神健生さんが3Dプリンターで印刷したロボットアームを持ち込んだことがそもそもの発端となります。『ロボットアームがとても魅力的で、折角作ったものがサークル内だけで終わってしまうのはもったいないし、これをたくさんの人に見てもらい、触れてもらう機会を作りたい、と考えたのです。』と高村リーダーは話します。

メンバーで検討を進めた結果、ロボットアームをクレーンゲームに見立てて何かを落とす遊びに活用できそうだという事になり、高村リーダーのお子さんが通う幼稚園で行われる夏祭りでのボランティア活動をお披露目の場としました。
ちょうどその頃サークル活動の中で、大阪支店の長野陽さんがリープモーションを使用して手の指の曲がり具合を検出するプログラムを作成していて、「これを使ってじゃんけんマシンが出来そうだ」とアイデアが広がって行ったそうです。夢は広がる中、リーダーが懸念していた費用面での問題も本社の快諾により目途がたち、早速サークル内でボランティア活動参加の有志を募ったところ、滋賀支店の中野裕和さんと神戸支店の大坪恭介さんが名乗りを上げ、そして新卒採用部の阿部蓉美さんを盛り上げ役に任命し、約1年前にプロジェクト「幼稚園のお祭りに向けて」がスタートし、この度本番を迎えました。

平日は通常業務で多忙なため土日を利用し集まれるメンバーでさまざまな課題を一つずつ解決してきましたが、最後の最後まで微調整や筐体づくりの作業が残り、お祭り当日の早朝まで最終調整をすることになりました。
プロジェクトを進める過程でもアイデアが追加され、最終的には「けしごむキャッチャー(クレーンゲーム)」「じゃんけんマシン」「電流棒」「ピアノ」「プログラミング体験」の5種類を園児に楽しんでもらうことができました。製作秘話や苦労話を始めると長くなりそうですのでここでは紹介しませんが、メンバーの晴れ晴れとした集合写真の様子からその長き道のりをお察しください。

平安女学院大学附属幼稚園

会場となったのは、平安女学院大学高槻キャンパス内にある同大学附属幼稚園。同幼稚園は、京都・大阪からおよそ15分の高槻の落ち着いた安心安全の住宅街に位置し、幼稚園が大学に併設さていることからゆったりとした空間に山小屋やツリーハウスが設置された自然観察林などもあります。
開園は1915(大正4)年までさかのぼる歴史のある幼稚園で、「キリスト教の愛の精神を教育の基本に据え、『自分のことばかりでなく他人のことも考えることのできる子ども』を育むことを教育方針としています。

15:00いよいよお祭りがスタート

お祭り開始時刻15:00までに園児の動きや所要時間の確認、動作テストや飾りつけも一通り完了し、メンバーとその家族そしてお手伝いいただくおやじの会の方、全員がそれぞれの役割を確認したところで、いよいよお祭りのスタートです。
どれもこれも園児には大好評で、園児や卒園児約180名、保護者の方約150名、幼稚園関係者約20名の皆さんに楽しんでいただき、お祭り終了時刻17:00まで始終大賑わいで休む間もなくあっという間の2時間が過ぎて行きました。
会場は、順番待ちをする人や見物をする人で大混雑。メンバーとしては一人ひとりの園児にゆっくり遊んでもらいたいという気持ちはありましたが、参加してくれる園児が200名近いことが事前に判っていましたので、時間制限を設けざるを得なかったところがちょっと園児にはかわいそうでした。
「アグネス夏祭り」では、いくつもの部屋を使って様々なイベントが開催されていて、夏祭りらしく浴衣姿で参加した園児も多く、みんな本当に楽しそうでした。

5種類のゲームに挑戦

井上容子園長から

日頃子どもたちを見ていると、何をして遊ぼうかと周囲を見渡して目に留まった遊びを始めたり、昨日の続きの遊びを始めたりと、少しの時間さえも惜しんでいるように感じます。
遊びを通してさまざまなものを知り、友だちとふれあうことにより子どもたちが心身ともに大きくなって行く様子を私たちは実感しています。
今回「アグネス夏祭り」で子どもたちが真剣な眼差しで遊んでいる様子はすごく印象的でしたし、他の部屋の出し物とは趣の違う遊びを提供していただいたことで、子どもたちもいろいろと楽しめたことでしょう。テクノプロさんにはいろいろなものに触れながら様々なことを体験する機会を作っていただきありがとうございました。

高村リーダーから

今回の取り組みはラズパイ研究会で制作したものをたくさんの人に見てもらいたいという気持ちから生まれたものですが、まずは、実現できたこと、そして園児たちに楽しんでもらえたことにほっとしています。園長をはじめ父兄の方々からも「楽しかった!」という感想が届いています。
推進役となったサークルメンバー、そして連絡役を買って出てくれた滋賀支店の事務の方、テクノプロ本社やホールディングスの皆さん、全ての方に感謝しています。1年がかりの企画にはなりましたが、この活動を通して支店の枠組みを超えて人と人とのつながりが大きく広がったことは、参加した全員にとって何にも代えがたい貴重な財産になったことと思います。

テクノプロ・グループは国内最大の技術サービスグループとして、今回の幼稚園向けの企画をはじめ、小学生対象の「科学実験教室」や高校生の積極的な文理選択のための「特別キャリア授業」など、社会と共に成長するさまざまな取り組みを行っています。

(2018.08.25)

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